NetBackup™ Web UI Red Hat Virtualization 管理者ガイド
- RHV サーバーの管理
- RHV 仮想マシンの保護
- RHV 仮想マシンのリカバリ
- RHV VM の保護とリカバリのトラブルシューティング
- RHV の API とコマンドラインオプション
NetBackup 10.1.1 へのアップグレード
既存の NetBackup プライマリサーバーを NetBackup バージョン 10.1.1 にアップグレードすることを計画していて、RHV VM 保護を構成している場合は、次の点に注意してください。
構成済みの役割と権限は、アップグレード後には利用できなくなります。NetBackup 管理者が新しい役割と権限を構成する必要があります。詳しくは、「役割に基づくアクセス制御管理」の章を参照してください。
RHV を保護するために NetBackup API と統合している場合、一部の API は利用できず、NetBackup 10.1.1 プライマリサーバーによって提供されていません。詳しくは、『NetBackup 資産サービススタートガイド』を参照してください。
アップグレード中に、NetBackup プライマリサーバーは RHV 資産とインテリジェントグループを新しいテーブルに移行します。以前に検出された VM の数によっては、この情報の移行に時間がかかることがあります。
この移行中は、NetBackup Web UI にすべての VM が表示されない場合があります。Web UI では、次のメッセージが表示されます。
移行処理が進行中です。指定されたデータは不整合および未完了である可能性があります。
このメッセージは、移行が完了すると表示されなくなります。
移行中、インテリジェントグループの保護はしばらくの間機能しないことがありますが、サブスクライブされている個々の VM の保護は機能します。
移行中に Web UI に VM が表示されない場合、バックアップイメージから VM のリストアを開始することはできませんが、bpsrestore コマンドまたはリストア API は使用できます。