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Veritas InfoScale™ 8.0 トラブルシューティングガイド - Solaris
Last Published:
2022-01-25
Product(s):
InfoScale & Storage Foundation (8.0)
Platform: Solaris
- はじめに
- 第 I 部 Veritas File System のトラブルシューティング
- 第 II 部 Veritas Volume Manager のトラブルシューティング
- ハードウェア障害からのリカバリ
- RAID 5 ボリュームの障害
- DCO ボリュームの障害からのリカバリ
- インスタントスナップショット障害からのリカバリ
- 失敗した vxresize 操作のリカバリ
- ブートディスク障害からのリカバリ
- コマンド、タスク、トランザクションの管理
- ディスクグループ設定データのバックアップとリストア
- ディスクグループのインポートを使った問題のトラブルシューティング
- CDS エラーからの回復
- ログおよびエラーメッセージ
- Veritas Volume Replicator のトラブルシューティング
- 設定エラーのリカバリ
- プライマリまたはセカンダリでのリカバリ
- ハードウェア障害からのリカバリ
- 第 III 部 Dynamic Multi-Pathing のトラブルシューティング
- 第 IV 部 Storage Foundation Cluster File System High Availability のトラブルシューティングについて
- 第 V 部 Cluster Server のトラブルシューティング
- VCS のトラブルシューティングおよびリカバリ
- VCS メッセージログ
- VCS エンジンのトラブルシューティング
- LLT(Low Latency Transport)のトラブルシューティング
- GAB(Group Membership Services/Atomic Broadcast)のトラブルシューティング
- VCS の起動に関するトラブルシューティング
- サービスグループに関するトラブルシューティング
- リソースに関するトラブルシューティング
- I/O フェンシングのトラブルシューティング
- システムパニックによって潜在的なデータ破損が防止される
- フェンシングの起動時にすでに発生しているスプリットブレイン状態が報告される
- CP サーバーのトラブルシューティング
- Veritas InfoScale products クラスタノードでのサーバーベースのフェンシングのトラブルシューティング
- コーディネーションポイントのオンライン移行中の問題
- 通知に関するトラブルシューティング
- グローバルクラスタのトラブルシューティングとリカバリ
- ライセンスに関するトラブルシューティング
- ライセンスのエラーメッセージ
- VCS のトラブルシューティングおよびリカバリ
- 第 VI 部 SFDB のトラブルシューティング
Veritas Volume Manager 設定のリカバリ
Veritas Volume Manager パッケージをインストールして、VxVM のソフトウェアライセンスをインストールした後に、Veritas Volume Manager 設定のリカバリを実行します。
Veritas Volume Manager 設定をリカバリするには
- 次を入力します。
# touch /etc/vx/reconfig.d/state.d/install-db
- システムを停止します。
- システムから削除したディスクを再接続します。
- システムの再起動.
- システムを起動する際には、次のコマンドを使ってシングルユーザーモードで起動します。
# exec init S
- プロンプトが表示されたらパスワードを入力し、リターンキーを押して続行します。
- 次のコマンドを使い、インストールに関係するファイルで、VxVM をインストールしたときに作成されたが不要になったファイルを削除します。
# rm -rf /etc/vx/reconfig.d/state.d/install-db
- 次のコマンドを使って、Veritas Volume Manager 入出力デーモンを起動します。
# vxiod set 10
- 次のコマンドを使って、disable モードで Veritas Volume Manager 設定デーモン vxconfigd を起動します。
# vxconfigd -m disable
- 次のコマンドを使って、vxconfigd デーモンを初期化します。
# vxdctl init
- 次のコマンドを使って、DMP サブシステムを初期化します。
# vxdctl initdmp
- 次のコマンドを使って、vxconfigd を enable モードにします。
# vxdctl enable
これで、再インストールに関係せずディスクに保持されていた VxVM 設定のリカバリが実行されました。ただし、ルートディスクは再インストールされたため、VxVM には VM ディスクとして表示されません。保持されたディスクの設定には、VxVM 設定の一部としてルートディスクは含まれません。
障害発生および再インストールのときに、システムのルートディスクおよび再インストールに関係する他のディスクが VxVM の制御下になかった場合、以上の手順で再設定は完了します。
再インストールに関係していたルートディスク(または他のディスク)に対しては、この時点でそのディスク(またはシステムに接続されていない他のディスク)のボリュームおよびミラーにアクセスすることはできません。再インストール、削除または交換されたディスク上に構成されていたプレックスが 1 つしか格納されていなかった場合、そのボリュームのデータは失われ、バックアップから復元する必要があります。