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製品マニュアル

Last Published: 2019-11-18

Product(s): Resiliency Platform & CloudMobility (3.4)

vCloud Director へのリカバリ用に VMware 仮想マシンを構成するための前提条件

VMware 仮想マシンの Resiliency Group 用にディザスタリカバリ保護を構成するウィザードを実行する前に、仮想化環境の次の前提条件を満たしていることを確認します。

VMware Tools が仮想マシンにインストールされていること。
RHEL ホストに Perl がインストールされていることを確認します。Perl がインストールされていないと、vCloud Director データセンターへのリカバリ後に、ネットワーク経由で仮想マシンにアクセスできません。
新しいディスクを追加する場合は、それがゲストオペレーティングシステムから認識されるようになっていることを確認します。
クラスタ内のすべての ESXi サーバーが同じ VMware データセンターに属していることを確認します。
仮想マシンに複数のイーサネットアダプタがある場合は、そのすべてが静的 IP 構成または DHCP IP 構成を備えている必要があります。静的 IP 構成と DHCP IP 構成の混在は、同じ仮想マシンではサポートされません。
Linux 仮想マシンの場合、選択した仮想マシンに装着されているすべての仮想 NIC に有効な IP アドレスが割り当てられていることを確認します。IP アドレスは、静的に割り当てられているか、DHCP プロトコルを使用して割り当てられている場合があります。
すべての仮想ディスクが仮想 SCSI コントローラに接続されていること。その他のコントローラタイプはサポートされません。
Resiliency Platform Data Mover 仮想アプライアンスは、ソースデータセンターとターゲットデータセンター内の保護対象の仮想マシンをホストする同じ ESX クラスタの一部であること。
Datastore に存在する構成ファイル (vmx ファイル) がフォルダ内に存在しないこと。また、構成ファイルの名前に特殊文字をしないでください。
レプリケートされた仮想マシンをプロビジョニングするためには、リカバリデータセンターで十分なストレージが利用可能である必要があります。
ソースとリカバリ (ターゲット) の両方のゲートウェイが、ゲートウェイペアによって保護されている仮想マシンごとに 12 GB 相当の外部ストレージを搭載していること。たとえば、ゲートウェイペアが 10 台の仮想マシンをサポートする場合、ソースゲートウェイとリカバリ (ターゲット) ゲートウェイはそれぞれ 120 GB の外部ストレージを搭載している必要があります。
オンプレミスの Replication Gateway には最大 58 個のボリュームまたはディスクを接続でき、vCloud Director の Replication Gateway には最大 45 個のディスクを接続できること。Resiliency Group にある仮想マシンのディスクの合計数とゲートウェイにすでに接続されているディスクの数がこの数未満である必要があります。これは VMware の制限です。
仮想マシンにスナップショットがある場合、Data Mover を使用してリモート回復用に Resiliency Group を構成しようとしても失敗します。そのため、すべてのスナップショットを削除してから、操作を続行します。これは VMware の制限です。
仮想マシンディスクの UUID が有効になっていること (disk.enableuuid=true)。
同じテンプレートから複数の仮想マシンのクローンを作成する場合は、すべての仮想マシンのディスクすべての UUID が一意であることを確認します。
リカバリデータセンターで仮想マシンの状態が正しく表示されない場合は、クラウド検出または仮想化サーバー検出を更新する必要があります。
vCloud Director Web コンソールの［ネットワークの指定 (Network Specification)］タブで、仮想マシンの接続先 vCloud ネットワークに関する以下のすべての設定で正しい値を指定していることを確認します。
- ゲートウェイのアドレス
- ネットワークマスク
- プライマリおよびセカンダリ DNS
- DNS サフィックス
これらの値を 1 つでも指定しないと、移行やテイクオーバーの操作を実行した後に、仮想マシンが vCloud Director の IMS (Infrastructure Management Server) に接続できないことがあります。後で、稼働環境のデータセンターに戻すことができません。
vCloud の特定の Datastore に仮想マシンを移行する必要がある場合は、ストレージポリシーを作成する必要があります。ストレージポリシーを作成しないと、利用可能な Datastore のいずれかに仮想マシンが移行されます。

VMware vCenter Server を追加せずに vCloud Director へのリカバリ用に資産を構成している場合の追加の前提条件

各資産で、レプリケーションブロックの追跡 (RBT) に使用できるように 1 GB のサイズのディスクをプロビジョニングすること。
ネットワークブートがディスクからのブートよりも先になるように、仮想マシンのブート順序を変更する必要があります。これを行うには、仮想マシンのブート時に仮想マシンコンソールから BIOS 設定にアクセスします。これは、レプリケーション用にホストを準備した後か Resiliency Group を作成する前に、1 回だけ行う必要があります。これが移行操作の実行前に行われていることを確認します。

詳細情報

vCloud Director でのリモート回復 (DR) 用仮想マシンの管理