NetBackup™ for MariaDB 管理者ガイド

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (11.0)

MariaDB のバックアップについて

nbmariadb -o backup コマンドは、-S-P-s-l の必須パラメータを使用して、バックアップ操作を開始します。パラメータ -z は、Linux オペレーティングシステム用の必須パラメータです。

エージェントは、次のファイルを保護します。

  • すべてのデータベーステーブルに関連付けられているスキーマファイル。

  • データベーステーブルに関連付けられているファイル。

  • データおよびインデックスファイル。

図: NetBackup for MariaDB のバックアップのワークフロー

NetBackup for MariaDB のバックアップのワークフロー
NetBackup for MariaDB のワークフロー

バックアップの開始時、NetBackup クライアント (nbmariadb) は MariaDB データベースに接続し、すべてのテーブルに対してフラッシュおよび読み取り専用ロックを実行します。次に NetBackup クライアントは、関連付けられている MariaDB データベースをマウントされたディレクトリから読み込み、バックアップを開始します。その後 LVM または VSS がスナップショットを作成し、スナップショットをマウントします。

NetBackup クライアントは、関連付けられたファイル (インスタンス全体または個々のデータベース) をコピーし、NetBackup XBSA インターフェースに送信します。NetBackup XBSA インターフェースは、NetBackup メディアサーバーが管理する、マウントされたメディアまたはディスクストレージにこのデータを書き込みます。

コマンドプロンプトには、バックアップの正常な完了状態が表示されます。アクティビティモニターには、バックアップジョブの状態も表示されます。