Enterprise Vault™ NSF 移行
スクリプトによる NSF の移行について
Enterprise Vault には、スクリプトによって内容を NSF ファイルから Enterprise Vault に移行するときに必要となる機能が用意されています。Policy Manager について詳しくは『ユーティリティガイド』を参照してください。
Policy Manager では、各 NSF ファイルの処理方法を制御できます。各 NSF ファイルに対して次の操作を実行できます。
アーカイブ先を指定します。
移行したアイテムへのショートカットの作成を選択します。
ショートカットを NSF ファイルに残すか、ユーザーのメールファイルの特定のフォルダに配置するかを制御します。
保持カテゴリを指定して、移行したアイテムに適用します。
メモ:
保持計画や分類機能など、Enterprise Vault の一部の機能は、指定した保持カテゴリを上書きできます。たとえば、NSF ファイルから保持計画を適用したアーカイブにアイテムを移動するとします。計画をどのように設定するかに応じて、計画に関連付けた保持カテゴリは、Policy Manager で指定した保持カテゴリを上書きする可能性があります。
アイテムを移行した後の NSF ファイルの処理を制御します。
Policy Manager では、デフォルトの移行設定を行って、NSF ファイルをリストする初期設定ファイルを使います。個々の NSF ファイルで、デフォルトの移行設定を上書きすることもできます。
Policy Manager は、レポートモードまたは処理モードで実行できます。
レポートモードの場合、Policy Manager は初期設定ファイルにリストされたそれぞれの NSF ファイルをチェックして、ファイルの内容を移行できるかどうかを判定します。Policy Manager は、移行の準備が整っていないすべてのファイルが含まれている新しい初期設定ファイルを作成します。新しい初期設定ファイルでは、移行できない NSF ファイルに、Policy Manager を処理モードで実行するときに除外されるというマーク付けが行われます。
処理モードでは、Policy Manager によって、初期設定ファイルにリストされている NSF ファイルからアイテムが移行されます。また、Policy Manager では、処理モードでの実行時に新しい初期設定ファイルの書き込みも実行されて、正しく処理されたファイルへのマーク付けが行われます。ファイルの移行を妨げていた問題を修正した後は、新しいファイルを使って、失敗したファイルを移行できます。
少数の NSF ファイルのみを移行する場合は、NSF 移行ソフトウェアの使用を検討します。
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