問題
Desktop Laptop Option (DLO) で同期が機能するしくみ
解決方法
バックアップデータは、Desktop Agent を実行している各デスクトップのローカルドライブのデスクトップユーザーデータフォルダと、ネットワークユーザーデータフォルダに格納されます。
複数のデスクトップを使用している場合、ネットワークユーザーデータフォルダには各デスクトップのバックアップファイルのコピーが格納されます。 Desktop Agent でフォルダを同期させると、フォルダおよびフォルダに含まれているサブフォルダやファイルのコピーが 1 つだけネットワークユーザーデータフォルダに格納されます。デスクトップ上でファイルを変更すると、ファイルはそのコンピュータのデスクトップユーザー データフォルダに格納され、次回の DLO ジョブの実行時にネットワークユーザーデータフォルダに格納されます。このファイルは、同期済みの別のデスクトップコンピュータが次回のジョブを実行する ときに、そのコンピュータにダウンロードできるようになります。
フォルダを同期させると、デスクトップをネットワークに接続するたび、およびデスクトップでジョブを実行するたびに、Desktop Agent によってネットワークユーザーデータフォルダがチェックされるようになります。同期フォルダのいずれかに新しいファイルバージョンが存在する場合は、その 新しいバージョンがデスクトップ上のユーザーデータフォルダにダウンロードされます。
ファイルを同期させずに、現在ログオンしているデスクトップ上のファイルを変更し、さらにバックアップ対象の他のコンピュータ上で同じファイルを変更した 場合、競合が発生します。使用するファイルバージョンの選択を求めるメッセージが表示されます。バックアップ対象のデータを同期させることにより、作業中 のファイルが最新のバージョンであることを確認しながら、任意のデスクトップ上でファイルを編集できます。
注意: 圧縮または暗号化を行うために NTFS アクセス権限やフォルダ属性をカスタマイズしている場合、リストアまたは同期後に再設定する必要があります。
同期が機能するしくみ
DLO ジョブが実行されると、DLO は次のようにしてファイルをバックアップして同期します。
- デスクトップで変更されたファイルをバックアップします。
- 同期対象のファイルを、デスクトップと同期される他のコンピュータでも使用できるようにします。
- 前回の DLO ジョブが実行されてから別のコンピュータで変更されてアップロードされた同期ファイルをダウンロードします。
- 競合しているバージョンのファイルはすべて保持されます。ユーザーはその中から使用するバージョンを選択できます。
同期は次のオプションを使って管理できます。
- 標準表示: 新しい同期セットを作成できます。
- 詳細表示: 同期セットごとの設定を変更できます。
注意: 同期機能を使用するには、同期対象のすべてのコンピュータが同じバージョンの Desktop Agent を実行していて、ユーザーのすべてのコンピュータのシステムクロックが同期されている必要があります。
複数のデスクトップ間でフォルダを同期させる方法
同期フォルダを削除する方法
注意: 同期選択を削除すると、ソースファイルを削除したときと同じようにバックアップファイルが削除されます。バックアップファイルはバックアップ選択項目で指定されている日数が経過するとグルーミングされます。