NetBackup™ Web UI バックアップ管理者ガイド

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (8.2)
Platform: Linux,UNIX,Windows

容量ライセンスのレポートのスケジュール設定

デフォルトでは、NetBackup は、nbdeployutil を指定のスケジュールで実行するようにトリガして、増分的にデータを収集し、ライセンスレポートを生成します。最初の実行については、構成ファイルで指定した間隔がレポートの期間として使用されます。

容量ライセンスのレポート期間は、収集データの可用性に応じて、常に過去 90 日分です。90 日分より前のデータはレポートで考慮されません。nbdeployutil が実行されるたびに、nbdeployutil の最新の実行と前回の正常な実行の間の情報が収集されます。

ライセンスレポートの場所

現在の容量ライセンスレポートは、次のディレクトリに存在します。

Windows の場合: install_path\NetBackup\var\global\incremental

UNIX の場合: /usr/openv/var/global/incremental

以下のファイルが含まれます。

  • nbdeployutil の最新の結果について生成されたレポート。

  • 増分的に収集されたデータを含むフォルダ。

  • 古い生成済みのレポートを含むアーカイブフォルダ。

  • nbdeployutil ログファイル。

古いレポートはアーカイブフォルダに格納されます。90 日以上のレポートデータを保持することをお勧めします。環境の要件に応じて、データは 90 日間より長く保持できます。古いレポートは、時間の経過とともに容量の使用状況がどのように変化したのかを示すのに役立つことがあります。レポートまたはフォルダは、不要になったときに削除します。

ユースケース I: ライセンスレポートのデフォルト値の使用

デフォルトパラメータを使う場合、nbdeployutilconfig.txt ファイルは不要です。容量ライセンスについて、nbdeployutil は次のデフォルト値を使います。

  • FREQUENCY_IN_DAYS=7

  • MASTER_SERVERS=local_server

  • PARENTDIR=folder_name

    Windows の場合: install_path\NetBackup\var\global\incremental

    UNIX の場合: /usr/openv/var/global/incremental

  • PURGE_INTERVAL=180 (日数)。

ユースケース II: ライセンスレポートのカスタム値の使用

nbdeployutilconfig.txt ファイルが存在しない場合は、次の形式を使用してファイルを作成します。

[NBDEPLOYUTIL_INCREMENTAL]
MASTER_SERVERS=<server_names>
FREQUENCY_IN_DAYS=7
PARENTDIR=<folder_name_with_path>
PURGE_INTERVAL=180

ライセンスレポートにカスタム値を使うには

  1. Nbdeployutilconfig.txt ファイルを次の場所にコピーします。

    Windows の場合: install_path\NetBackup\var\global

    UNIX の場合: /usr/openv/var/global

  2. nbdeployutilconfig.txt ファイルを開きます。
  3. レポートを作成する頻度に合わせて FREQUENCY_IN_DAYS の値を編集します。

    デフォルト (推奨)

    7

    最小値

    1

    値が 0

    増分レポートが無効になり、ライセンス情報は取得されなくなります。

    パラメータの削除

    nbdeployutil はデフォルト値を使います。

  4. MASTER_SERVERS の値を編集して、レポートに含めるマスターサーバーのカンマ区切りのリストを含めるようにします。

    メモ:

    Veritas Smart Meter では、マスターサーバーが NetBackup 8.1.2 以降に配置されている必要があります。

    値なし

    nbdeployutil はデフォルト値を使います。

    パラメータの削除

    nbdeployutil はデフォルト値を使います。

    次に例を示します。

    • MASTER_SERVERS=newserver,oldserver

    • MASTER_SERVERS=newserver,oldserver.domain.com

    • MASTER_SERVERS=myserver1.somedomain.com,newserver.domain.com

  5. PARENTDIR の値を編集して、データを収集して報告する場所のフルパスを含めるようにします。

    値なし

    nbdeployutil はデフォルト値を使います。

    パラメータの削除

    nbdeployutil はデフォルト値を使います。

  6. PURGE_INTERVAL の値を編集して、レポートデータを削除する頻度を示す間隔 (日数) を指定します。180 日より古いデータは自動的にパージされます。

    デフォルト

    180

    最小値

    90

    値なし

    nbdeployutil はデフォルト値を使います。

    パラメータの削除

    nbdeployutil はデフォルト値を使います。