Veritas InfoScale™ 7.4 ディザスタリカバリ実装ガイド - Linux

クラウド環境でのデータレプリケーションについて - Linux

ベリタスのストレージ共有技術とレプリケーション技術は、クラウドサービスとの連携により、コスト効率が高くビジネスに適した拡張性のあるディザスタリカバリの選択肢を提供します。Veritas Volume Replicator 技術と FSS (Flexible Storage Sharing) 技術により、クラウドを DR サイトとして活用でき、補助的な物理サイトの維持に必要なインフラストラクチャのコストを発生させることなく、アプリケーションデータをクラウドとの間でレプリケートできます。

データはスタンドアロンシステムおよびクラスタ化されたシステムのどちらでも、複数の可用性ゾーンと領域間でレプリケートできます。FSS はネットワーク上でローカルストレージをクラスタ全体でシームレスに共有できるようにする技術です。この技術を使用し、1 つの領域内で複数の可用性ゾーンにわたってクラスタを構成できます。

ノード、ストレージ、または可用性ゾーンの障害が発生した場合でも、データは利用可能な状態に維持されます。

Veritas AWSIP エージェントによる自動化された IP 設定サービスを使用することで、AWS IP リソース (プライベート IP (PIP)、Elastic IP (EIP)、オーバーレイ IP (OIP)) をクラウド内で簡単に設定および管理できます。