問題
Backup Exec サーバーのローカルバックアップの実行中に、増分ジョブが完全バックアップジョブより大きくなります。また、時間の経過とともに 完全バックアップジョブと増分バックアップジョブのサイズが大きくなります。
原因
Backup Exec は ディスクストレージのフォルダおよびその中に存在するファイル (ディスクへのバックアップメディア BKF ファイル) を積極的に除外しません。
解決策
ディスクスト レージのフォルダーをバックアップジョブの対象から除外します。Backup Exec のディスクスストレージのフォルダーは作成時に指定したドライブの \BEData に作成されます。
例: ディスクストレージが Backup Exec サーバーの E: ドライブに存在する場合に、E:\BEdata を除外するには E:\BEData をクリックし 「×」印を付けます。(図1)
ディスクストレージデバイスのコンテンツをボリュームレベルのバックアップから自動的に除外するには、次のレジストリキーを作成します。
警告: Windows のレジストリエディタを不適切に使用すると、オペレーティングシステムが正常に機能しなくなる可能性があります。Windows レジストリを変更する際は十分に注意してください。レジストリへの変更は、レジストリエディタの操作に習熟したユーザーだけが行うようにしてください。レ ジストリを変更する前に、レジストリとワークステーションの完全なバックアップを行うことをお勧めします。
regedit を使用して、次のキーを作成します。
キー名:
HKLM\SOFTWARE\Symantec\Backup Exec For Windows\Backup Exec\Engine\Backup (BE20.x 以前)
HKLM\SOFTWARE\Veritas\Backup Exec For Windows\Backup Exec\Engine\Backup (BE21.x 以降)
値の名前: “Disable Backup of Disk Storage Devices"
値の型: REG_DWORD
値のデータ: 0 - ディスクストレージの内容をバックアップします(デフォルト)
値のデータ: 1 - ディスクストレージの内容をバックアップしません